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★お知らせ★ ライブ配信で作品紹介してみようかな〜

ブログいつもチェックしてくださっているみなさま、全然投稿してなくてすいません。。
ずっと家にいるのに最近もろもろアウトプットをさぼっていて、なんかせねばという気持ちはあるんです。

でもって反省しつつ、日本中がこんな状況なので出来る限りお出かけは控えて、おうちでの楽しめることを提供したいと思いまして、Youtubeで新作紹介するLIVE配信やってみようかなと。

昨年やる予定だった個展のためにと制作していた「あれ」。実は一応できあがってるのですが、出番がないまま1年経ってしまいました。せっかくの大物なので、いつもどおり写真でさらっと紹介するだけではなんなので、思いついたわけです。これまでも立体だからそもそも画像だけでお見せするのでは少々物足りないと思っていたのでこれもよい機会です。

★8月28日(土) 14時ごろから

URLは直前になったら、改めてFacebookページでお知らせします。
新作にまつわる話以外にも、他にも既に写真でお見せしている作品もいくつか一緒にご紹介するつもり〜。
当日は、コメント欄で質問などいただきつつ、みなさんとも軽ーく交流できたらいいななんて考えております。

ライブ配信なんてキャラじゃないので、本来はまったく縁のない世界のはずだったのですが、とりあえずこの窮屈な日々の中、自分自身に少し新しい風を吹き込みたいので普段やらないことにチャレンジです!(本当にやるなんて自分が一番信じられないけど www)初の試みで本当にうまくできるのかわかりませんが、お茶でも飲みながらゆるりとご覧ください。

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オガサワラカワラヒワは母島に

新作オガサワラカワラヒワ(オスの成鳥)です。
マニアックでしょう〜カワラヒワではなく、いちおうオガサワラカワラヒワです。
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ご存知ない方もいるかと思いますが、カワラヒワの一亜種だとされていたこのオガサワラカワラヒワ(通称オガヒワ)が、DNA調査などの研究結果から実は独立種であるらしいことがわかりました。すごいことです、生まれも育ちも東京の人間として、オリンピック開催よりよっぽどすごいニュースだと個人的に興奮です。なんせメグロに続いて、世界でも東京にしかいない固有種だと自慢できるのです。でもオガヒワの個体数はすでに400個体以下だと考えられています。独立種として再認識されるというのもすごいことですが、そうなればいよいよ日本でももっとも危機的状況にいる絶滅危惧種のひとつということにもなります。そんな鳥が東京都にはいるのだと誇らしいとともに、あっというまにいなくなってしまうおそろしさも半端ないです。
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すでに小笠原内外の多くの方々がこの種の保全のために動き出しています。今年はじめにシンポジウムを拝聴して、今時の自然保護活動の形や可能性にも個人的にも感銘を受けました。少なくとも東京の人間として、また学生時代に小笠原の自然から大きな感動をもらった者として、しっかりこの状況を把握し、できる限り応援していきたいと思います。
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というわけで、この気持ちのぶつけどころとして、自発的にオガヒワを制作するに至りました。制作にあたってはオガヒワの会や研究者の方や友人にもご協力いただきました。ありがとうございます。

オガヒワの特徴である体は小さめ、嘴は大きめ、灰色味は抑えめ、という特徴に注意して制作しました。カワラヒワを作ったことはあったのですが、そのグラデーションの絶妙さや、フェルトが苦手なヒワ系の嘴の形など毎度なかなか納得いくものが作れないので、今回も自分で作るといったものの完成まではかなり緊張しました。でもカワラヒワをこれまで以上に一生懸命観察したり調べたりするよい機会になり、自分にとってもいい勉強になりました。

当のこの子は保全活動の拠点となるオガヒワの会にお送りしたので、すでに母島に旅立っております。自分が作ったものが海を渡ってあの母島にあるというのはとても不思議な感覚です。願わくば、今後オガヒワやその現状を知ってもらうための普及啓発などにお役に立ってくれればいいなと思います。
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最後に、オガヒワの会のHPをご紹介しておきます。関係者のみなさんがんばっていらっしゃいます。オガヒワは決して派手な鳥ではありませんので、この危機的状況に世間の注目を集めるのは大変なことだと思います。そして私のように生息地から遠く離れた場所にいる者が力になれることは多くないですが、最初の一歩はまず知ることからということで、ぜひみなさんもまずは一度HPをのぞいてみてください。

「オガヒワの会」
>>https://ogahiwanokai.jimdofree.com
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セッカちゃん

新作、冬羽のセッカ(Cisticola juncidis)です。
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ひとりで近所散策中に、目の前の葦の枯野からひょこっと顔をだしました。ほんとに目が合うぐらいの近さでした。改めてセッカのかわいさにグッときたので、さっそく制作した次第です。
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夏に声はよく聞いているけど、姿を見るのはなかなか難しく、遠く草むらから飛び出した時に一瞬だけ、とかそんなことばかりなので、肉眼でも見えるような近さで観察できたのはちょっと感激でした。
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実は以前からセッカのことは気になってました。セッカってかわいくないですか? かわいい鳥というとカラ類やヒタキ類の名があがることが多いけど、私個人としてはヤブサメとかウグイスとかのムシクイ顔にぐっとくるので、セッカもなかなかの萌え系だなと思ってました。あの扇状に広がる尾羽もおされで、英国で見たヒゲガラを彷彿とさせます。冬羽のあたまにラインが入ってるのが特にかわいいなぁと思うので、今回は冬羽で作りました。
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作品は枯野の中をちょこまかと動き回っている場面をきりとってみました。ちょっと贔屓目が加わってあざといぐらいだけど、この振り向いた感じが私は好きなポーズ。
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さっそく近所の多摩川沿いで撮影してみました。撮影していると、スマホ画面に入れても、あれ?どこにいるんだっけ?となるぐらいカモフラージュが効いてる感じが、製作者としては嬉しいわけです。ちゃんと枯野にまぎれるのが確認できれば「我ながらうまくできたな、うんうん」と一人悦に入るのでした。
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あらためて、模様や色がこうある理由を確認でき、おかげでまた自然の妙にじわっと感動できました。
セッカちゃん、嬉しい出会いをありがとう!

ロビンの子

コロナに骨折と、私にとってなかなかな過酷な年だった2020年ももうすぐ終わります。来年はせめて平和で、欲をいえばもう少し上向きな年になるといいなぁ。

ご紹介していない作品がたまっております。こちらは今年の新作(といっても完成したのはだいぶ前ですが)のヨーロッパコマドリ(Erithacus rubecula)の幼鳥です。

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これも昨年英国に旅行した時に見た記憶を残しておきたくて作りました。日本のヒタキ類同様、斑点模様があって、胸がちょこっと橙色になってるところがヨーロッパコマドリっぽところかな。ちなみにイギリス現地ではロビンと呼ばれていますが、実はアメリカでいうロビンはまた別の鳥なので、ややこしいので、あえてここではヨーロッパコマドリと呼びますね。
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この鳥はそもそも人との距離が近い鳥で普段もかなり近くで観察できますが、このモデルにした幼鳥もハムステッドヒース内のカフェで友人とランチしている時にすぐ脇の茂みから出て来て足元をうろうろして、癒し系のかわいい鳥でした。

実は私が遊びにいったこの時期、ニシツノメドリの繁殖の時期の終わりギリギリだったし、他の鳥たちの繁殖シーズンも大方ひと段落ついてしまっていて、現地の友人にはあまりお勧めの時期ではないと言われていたので、正直鳥観察はどうなることかと思っていました。でも実は巣立ったばかりの幼い鳥たちが多く、微笑ましいシーンもたくさん見られたのでこの時期ならではの楽しみもあって結果かえってよかったかなと思います。おかげで日本でお馴染みだけど、繁殖期の姿を見ることはなかなかないカンムリカイツブリやキンクロハジロ、ツクシガモなどみんな幼鳥を連れていましたし、ヨーロッパカヤクグリやこのヨーロッパコマドリの幼鳥にも会えてかえって得した気分でした。

今年作ったヒタキ類の幼鳥はオオルリに次いで2作目。あの独特の斑点模様がとても好きで、作るのは面倒なのですが、つい作りたくなります。次はだれにしようかな。

「コ・トリの市」に参加します

2020年10月24日(土)に日本野鳥の会 西五反田事務所で開催される「日本野鳥の会 コ・トリの市」に参加します。

この「コ・トリの市」は、去年私も参加した「トリの市」の代わりとして新型コロナウイルス感染防止対策を行いながら縮小して開催されます。そのため、密にならないよう各回で参加する作家は1〜2組、この10月24日は私単独で担当いたします。

開催概要など詳細はこちらでご確認ください。
>>日本野鳥の会の「コ・トリの市」のページ

ただいま鋭意準備中ですが、これまで展示してきた作品から販売します。実は9月の個展で販売しようと考えていたのですが、残念ながら中止になったところに、急遽お声がかかりましたので、これ幸いとこちらで販売させていただくことにしました。みなさんの好きなスズメやシジュウカラのほぼ実寸大作品をはじめ、小鳥を中心にこれまで展示でみていただいた作品など、実際にお買い求めいただけますので、どうぞお楽しみに。

カワセミも201014コトリ市カワセミ

スズメも201014コトリ市スズメ

こんな私のお気にいりたちも201014コトリ市クロツグミイカルシメ

去年同じく野鳥の会事務所で開催された「トリの市」で展示したコガラたちも201014コトリ市コガラ
み〜んな、販売します!

最新情報はFacebookページなどで随時お知らせしていきますので、日本野鳥の会のブログやSNSと一緒に、フォローよろしくおねがいします。

>>Facebookページ「つぐみ工房」

>>instagram : tsugumi_to_kinoko

プロフィール

つぐみ

Author:つぐみ
羊毛ニードルフェルト作家。自然や野生の生き物をお手本にいろいろ作っています。
東京農工大学卒。国際自然保護NGOで働いた後、独学でニードルフェルトをはじめました。自然や鳥、野生の生き物たちからインスピレーションを受け、色々なものを作っていきたいと思います。

日本ワイルドライフアート協会会員
Facebookページ「つぐみ工房」https://www.facebook.com/toritokinoko

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2016年2月17日〜22日にモノギャラリー(吉祥寺)で個展開催
2016年7月7日〜23日にnito cafe(吉祥寺)で個展開催
2016年11月20日、23日、26日、27日に東京港野鳥公園で作品展開催
2018年1月14日〜20日 第5回女視展(有楽町)参加
2018年11月11月〜12月2日 谷津干潟自然観察センター で個展
2019年8月、2019年8月 ホビーズワールド(神田)で作品展
2019年10月〜11月 ECOM駿河台(御茶ノ水)で個展開催など

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