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カッコウ

今年はカッコウを初めてじっくり観察できた年になりました。カッコウ( Cuculus canorus )という鳥については、声を聞いたり、知ってはいたものの、まったくこれまでお近づきになる機会がなかったので、2016年は私にとってカッコウとの出会いの年です。身近なところで実際に托卵が行なわれているのを知ることができ、カッコウについて考えを深めるきっかけになりました。さらに絶好のタイミングで山階鳥類研究所のカッコウ類についてのシンポジウムが開催され、その生態について理解を深めることができたのもラッキーでした。
161102カッコウ1
そんなカッコウを近所でしっかり観察できたのを機に、制作してみました。時々見せるあのクイッと尾を上げる独特な体のライン、意外と四角い正面顔。このあたりが再現できるよう気をつけて作りました。かなり大きいので思いの外時間がかかり、顔の作り(特に目)にも苦労しました。もうちょっと修正が必要かもしれないのですが、少し時間をかけすぎて気力が落ちてきたのでとりあえず一旦仕上げて、また今後の課題として残しました。

こんなんどうですか。手乗りカッコウwww。
161102カッコウ2
カッコウといえば、「カッコウ、カッコウ」としか聞こえない、誰もが知っているのがあの鳴き声は、どこにいても高原にいるような気分にしてくれます。でもよく聞いていると最後の方に「ゴカカッ」という喉を詰まらせたような声を出すのをご存知ですか。私はあれを聞くとちょっと嬉しくなります、なぜでしょう。

またカッコウ類といえば托卵。人間側から一方的に見て悪しき習性のように扱われることが多いですが、この戦略を成功させるためにカッコウ類もなかなか苦労しているようですよ。他の鳥の産卵の様子を逐一観察して、タイミングを見計らってほんの数秒で自分の卵を産み落とすという行為だけでも、よく考えればびっくり行為ですよ。そんなことができるなんて本当にすごい!

ちなみにうちの近所ではオナガに托卵したようです。オナガは大型猛禽やカラスからの防衛のためツミの巣の近くに営巣すると聞いたことがあるし、そのオナガにカッコウが托卵し、そしてカッコウ類の見た目は小型の猛禽によく似ていて。。。と、お互い関係なく暮らしているようで、互いがおもしろいように影響しあっている様子にも少しばかり感動を覚えます。進化ってすごいな〜。

まだまだ語れそうですが、また次回にとっておきましょう。カッコウは特別な驚きと感動をもたらしてくれる特別な鳥であることは間違いないですね。今後もカッコウに注目です。

こちらの作品は『鳥とにぎわう』でも展示しますので、ぜひ見に来てください。
Facebook『鳥とにぎわう』イベントページ
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プロフィール

つぐみ

Author:つぐみ
羊毛ニードルフェルト作家。自然や野生の生き物をお手本にいろいろ作っています。
東京農工大学卒業後、出版社、国際自然保護NGOで働いた後、独学でニードルフェルトをはじめました。自分の家に野鳥が遊びに来たら楽しいだろうな〜という思いから、実物サイズの野鳥を作り始めました。

自然や鳥、野生の生き物たちからインスピレーションを受け、色々なものを作っていきたいと思います。

日本ワイルドライフアート協会会員
Facebookページ「つぐみ工房」https://www.facebook.com/toritokinoko

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2016年2月17日〜22日にモノギャラリー(吉祥寺)で個展開催
2016年7月7日〜23日にnito cafe(吉祥寺)で個展開催
2016年11月20日、23日、26日、27日に東京港野鳥公園で作品展開催
2018年1月14日〜20日 第5回女視展(有楽町)参加
2018年11月11月〜12月2日 谷津干潟自然観察センター で作品展 など

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