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レンカク

この夏、関東近辺を少しフィーバーさせたレンカク (Hydrophasianus chirurgus) を作ってみました。私自身は見に行かなかったので、初めはまったく作る気もなかったのですが、見に行った人からの熱烈アピールにより制作してみました。本当は屋外で撮った写真でお披露目したかったのですが、まだ蚊が多いのと、なかなか早朝に水辺に出かけられるタイミングがなく、とりあえず屋内撮影した写真のみでご紹介します。

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東京近辺で見るのは本当に難しいことで、通常はユーラシア大陸南東部や東南アジアなどに生息していて、日本では迷鳥として見られることがあるようです。長い尾羽や長い足指が特徴的で、特に尾の長いこの夏羽は他の鳥とは見間違いようがなさそうですね。全体のモノトーンに黄色の差し色が入っているのがなかなか華やかです。見た目の美しさが際立っていて驚きですが、冬羽はまたこれとはまったく見た目が違ってさらにびっくりです。

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湖や池などに生息し、長い足指がカンジキのような効果を生み、水面の水草の上などを歩きます。長い足指はだら〜んとのばしたまま飛ぶようですよ。なんかちょっとだけ不便そう。
一妻多夫で繁殖し、卵とヒナの世話はオスが行うそうで、生態もなかなか興味深いですね。

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今回の制作についてですが、シンプルでわかりやすい配色や、全体的な形もバランス良く、非常に作っていて気持ちのよい鳥でした。餌を探して歩き回っている、動きのある姿形にしました。形はクイナ風なのかと思いきや、そうでもなく、今まで作ったことのない新しいタイプの鳥だなという印象です。先ほどモノトーンと言いましたが、実際はこげ茶部分も多く、配色はそれなりに工夫しています。長い尾羽にも特に針金等は入れていないので、羊毛の自然な重みと硬さで絶妙な位置で湾曲するように工夫しました。足の色はなんとも微妙な色味だったので、何色か混ぜて紡いだものを使って、な〜んとなく複雑な色に見える感じに。全体通じてなかなか楽しく作れました。

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できることならば、迷鳥としてではなく、ぜひ本来の生息地で生活しているところを見てみたいものです。
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プロフィール

つぐみ

Author:つぐみ
羊毛ニードルフェルト作家。自然や野生の生き物をお手本にいろいろ作っています。
東京農工大学卒。国際自然保護NGOで働いた後、独学でニードルフェルトをはじめました。自然や鳥、野生の生き物たちからインスピレーションを受け、色々なものを作っていきたいと思います。

日本ワイルドライフアート協会会員
Facebookページ「つぐみ工房」https://www.facebook.com/toritokinoko

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2016年2月17日〜22日にモノギャラリー(吉祥寺)で個展開催
2016年7月7日〜23日にnito cafe(吉祥寺)で個展開催
2016年11月20日、23日、26日、27日に東京港野鳥公園で作品展開催
2018年1月14日〜20日 第5回女視展(有楽町)参加
2018年11月11月〜12月2日 谷津干潟自然観察センター で作品展
2019年8月、2019年8月 ホビーズワールド(神田)で作品展
2019年10月〜11月 ECOM駿河台(御茶ノ水)で作品展開催予定など

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