2019/09/01
先日、ホビーズワールドでの作品展「暑い夏でもさわやかに〜つぐみのニードルフェルト作品展〜」が無事終わりました。報告がちょっと遅くなりましたが、おかげさまで、今年もたくさんの方に見ていただくことができました。残暑厳しく暑い中、足を御運びいただいた皆様本当にありがとうございました。

今回は販売するための作品を多数用意しましたので、来ていただいた方には作品を見るのと、買うのと両方楽しんでいただけたかな(ただ、最後の方はどんどん少なくなってしまったのでがっかりされた方、ごめんなさい)。

今回の展示は、「暑い夏でもさわやかに」ということで、初夏に訪れた山の方での記憶から、少し新作を作り、それに新緑が似合うカルガモ親子をプラスしてみました。展示作品は、アカゲラ、キビタキ、ヤマガラ、クロツグミ、ゴジュウカラ、コマドリ、キクイタダキ、ヒガラ、カッコウ、コムクドリ、カルガモ、の11種です。うち新作が7種でした。

新作とはいえ、初めて作った種はなくて、作るのも二度目のものばかり。どれも以前作ったものより断然仕上がりもよく、自分の技術が上がったことが実感出来ました。
展示の企画を考えるときにはいつも大物を中心にして考えることが多いですが、ホビーズワールドでの展示はショーケースの中なので大物展示は難しいので、どうしたら見に来ていただいた方も喜んでいただけるかと、去年同様かなり練りました。ショーケース内の一体感も重要ですが、限られたスペースの中で、鳥たちがより生き生き見えるようにするため、その鳥らしいポーズや動きを想像できるようなポーズをさせるなど設置の仕方にも気を使いました。
今回はまた、販売作品を目当てに初め頃にたくさんの方に来ていただきました。今回新たな手法で作った販売作品は、サンコウチョウ、アカショウビン、ウソ、コマドリ、セグロセキレイ、キセキレイ、オオルリ、ノビタキ、イソヒヨドリ、ノゴマ、ミコアイサ、コガラ、ジョウビタキ、ルリビタキ、ハシブトガラス、サンショウクイの計16種。時間をかけて作り貯めてきたものですが、おかげさまでほとんどいなくなりました。
これまでやってみたかったものとして、サンコウチョウとリースの作品です。家の庭でとれたアケビのつるをリースにしたものを使った我が家完全オリジナルです。他も、くちばしを木彫にしたことでバリエーションも増え、今回のようにたくさんの種が作れて楽しかったです。

思いがけずこれら販売作品が作品展を盛り上げてくれました。展示作品は手に取れませんが、これら販売作品を手にとっていただくことでショーケース内の鳥たちもより身近に感じていただけたのかもしれません。
個人的にも忙しく、今回は開催中あまりお店にうかがうことができなかったのですが、スタッフさんが感想ノートを用意してくださったので、たくさんの方の感想を聞くことができました。
FacebookやInstagramで知って、初めて本物を見に来てくださった方も多かったです。また、昨年も来ていただいた方が、再びこれのために遠方からいらしてくれたのは本当に感激でした。作品を一人でたくさん買って行ってくださった方もいて、うれしい驚きでした。
お会いした方は多くはなかったのですが、感想ノートからいろんなことがわかりました。読ませていただくとみなさんの生の声が聞こえるようで嬉しかったです。特に、作品を購入された方の多くが、まるで生き物を引き取ったかのように「○○を連れて帰ります」と残していってくださったのは嬉しかったです。生き物作品を作ると特に個別の作品に感情移入してしまいがちなので、こうして作品を大切にしてくださる方のもとに巣立っていくのがわかり、完全に子を送り出す親の気持ちで目を細めてしまいました。購入してくださった皆様、末長く鳥たちをよろしくおねがいします。
みなさんのこうした感想やメッセージはこれからの励みにさせていただきます。また身体が許す限りどんどん作りますので、これからも応援よろしくおねがいします。次は駿河台ECOMでの作品展になります。お楽しみに〜。