FC2ブログ

BIRDERにスズメの作り方が掲載されました

知る人ぞ知る鳥の月刊誌『BIRDER』7月号に「羊毛フェルトで実物大スズメを作ろう」と題して私の記事が掲載されました。全4ページにフェルト作りの楽しさや始めたきっかけ、とスズメの作り方が掲載されています。BIRDERは、我が家でも唯一購読している雑誌で、野鳥情報のみ満載した鳥見好きにはたまらない雑誌なのです。しかも今回はスズメ、ヒヨドリ、ムクドリという渋いセレクトによる特集。さらに鳥界のそうそうたる顔ぶれの方々が名を連ねる中に参加することができて大変光栄に思います。
160625BIRDER2
月刊誌『BIRDER』のサイトはこちらから。


ここでは、ちょっとした今回の苦労話をひとつ。

今回の記事を書くにあたっては、まずは、自分で作っているところを自分で撮影するという難題を克服する必要がありました。ポイントは背景、ライティング、カメラの固定の3点。 

これまでもフクロウの時のように制作の過程はちょこちょこ写真で残したりしていましたが、それはどれも途中経過の作品だけを撮したものでした。そのため、どうやったら自分の手元も一緒に撮れるかというのがまずは悩みどころでした。家族に撮ってもらうといっても、通常は家族がいない時間に制作しているのに、あえて家族がいる時間だけ作業するわけにもいかないわけです。自分でなんとかする術を考えねばならなかったのです。

しかも、背景はなるべく何もないようにということなのですが、作品は短時間でできるものでもないので普段の生活をしながら撮影用スクリーンを常時出しっぱなしにしてというわけにもいきません。

三脚にカメラをつけてタイマー撮影してみたりしたのですが、どうもうまくいかず、いろいろ試した結果。最終的には、夫作のタオル掛けをつかい、さらに自作したカメラ台をのっけて、タオル掛けごとテーブルに乗っけて真上から撮影するという荒技が編み出されました。真上から撮ることで背景も気にせず、カッターボードやフェルティングマットだけが映るので都合よくいくことに。

自作のカメラ台(家にあった木材と靴作りの時に出たゴムやスポンジを活用)。
160625BIRDER3

ライトについては、スポットライトはあててみたものの、羊毛というのは表面に光が集中的にあたると、繊維の一本一本が強調されすぎてしまって、見た目もごちゃごちゃして全体の雰囲気が伝わりにくいということが判明。というものの、光が当たらないと暗い。でも太陽の日が強すぎると影ができてしまうので、それも都合悪いわけです。ということで、日が当たりすぎない曇りの日の午前中をメインに撮影することにしました。

そしてようやく制作&撮影へとこぎつけたわけです。

でも時々、邪魔もはいる(笑)。水浴びされると撮影したくなる。かわいい奴らめー。
160625BIRDER4

でもその後も、制作しつつ撮影する難しさは、もしうまく撮影できてないまま次の工程に進んでしまうと、2度と撮り直しができないということです。料理番組の「1時間煮込んだものがこちらです」みたいに、工程ごとの途中作品をそれぞれ作ろうかとも思い、最初の方は挑戦してみましたが、だんだん面倒になってしまい、結局写真を撮っては、使えそうな写真があることを確認してから、次の工程に進めました。提出した写真にオーケーが出た時は本当にホッとしたものです。

簡単な気持ちでお引き受けしたのですが、はじめる前に想像していた以上にいろいろ難しいことがあって、大変勉強になりました〜。みなさま、ぜひそんな苦労を思い浮かべながら記事をお楽しみください。

ちなみに、今回制作したスズメは個展「鳥とくつろぐ」でも展示します。ぜひ会いに来てくださいね。

160625BIRDER1

カフェで個展します

7月7日〜7月23日(木・金・土のみ)に、吉祥寺の隠れ家的なカフェ nito cafeさんで個展をします。

160607鳥とくつろぐ展1
前回2月の個展の時は、ひたすら作品をじっくり見ていただきましたが、今回は鳥のいる空間でくつろいでいただく、のんびりした個展になると思います。住宅地の中、静かで落ち着くカフェの雰囲気も楽しんでください。

カフェの営業日が木曜日、金曜日、土曜日に限られ、営業時間も曜日によって変わりますので、ご注意ください。今回はあいにく案内ハガキなどは特別作っていませんが、また詳細については開催まで随時FBページやブログでお知らせしますので、よかったらチェックしてください。


****開催概要*****


『鳥とくつろぐ〜つぐみの羊毛フェルト作品展〜』

吉祥寺のはずれにあるにある隠れ家的カフェで、羊毛ニードルフェルトで作った野鳥たちを多数展示します。店内あちらこちらにいる鳥たちを眺めながら、おいしいお茶やお菓子をお楽しみください。

会期
7月7日~7月23日(※オープンは木・金(11:30~20:00)、土(9:00〜18:00)のみ)

開催場所
nito cafe(ニトカフェ)(JR吉祥寺駅より徒歩15分)
住所:東京都 武蔵野市 吉祥寺東町 2-11-15
http://nitocafe.com

おねがい
※姉妹でやっている小規模なカフェです。大人数や満席の際のご利用はご遠慮いただくことがございます。ご理解、ご協力のほどよろしくおねがいいたします。
※カフェの中での展示になります。店内ご利用(オーダー or 焼菓子の購入など)いただいた上でご覧いただくようお願い致します。

****

キジバトのひなたぼっこ

キジバト(Streptopelia orientalis)作りました。翼を伸ばしてのんびりひなたぼっこしているところです。うちの庭でもこんな風にしてひなたぼっこしてるのを見たことあります。その時も気持ちよさそうにのびていました。

160607キジバト1
羽づくろい、ひなたぼっこ、水浴びや砂浴び、リラックスしている鳥の姿を見ると平和な幸せな気分になりますね。

キジバトは身近すぎてあまり注目されず、地味な鳥に思われがちですが、よく観察すると繊細なグラデーションが美しい鳥です。首の青いウロコ模様も絶妙です。翼の淡いオレンジ色のウロコ模様も整然と並んでいて、いつまでも見ていたくなります。英名はOriental Turtle DoveとかEastern Turtle Doveというそうですが、turtle(かめ)もこのウロコ状の模様からついたようです。見るたびに創作意欲が湧く鳥で、今回ようやく挑戦する事ができてよかったです。

160607キジバト5

7月にカフェで開く個展では鳥とくつろいでもらうことをテーマとしたので、そのために究極にくつろいでる雰囲気の鳥ってなんだろう、と考えた時に思いついたのが「キジバトのひなたぼっこ」でした。「ごくありふれた身近な鳥たちと一緒にくつろげる個展になりますよ〜に」という気持ちを込めてみました。

160607キジバト4

翼部分など多少時間はかかりましたが、納得がいく仕上がりになりました。今回は翼が命。こんな風にパーツで作ります。ここまで作って8割方完成。
160607キジバト6

灰色のような、薄茶色のような、薄紫のような、なんとも微妙な体色は、いろんな色を薄く重ねて表現しました。太陽の当たり方で色の見え方は変わるので難しいのですが、自分が思っている色に近いように作れたと思います。

160607キジバト2

彼らがまとう穏やかで平和な雰囲気が好きです。飛ぶ時に「ぷん」と不思議な音を出すところや、つがいで仲良くやってきて、譲り合って水を飲んでいる様も微笑ましいです。早朝の爽やかな空の下、オスがデデッポーポーポーと独特な歌を歌っているのもさわやかです。マイペースで、動きもゆっくりだし、もめている姿も見た事ありません。都会の鳥たちには珍しくいつも落ち着いた様子なので、他の小鳥たちもキジバトには一目置いてる気がします。ハトが平和の象徴というのはいまひとつピンとこないのですが、キジバトを見るとなんとなく納得できます。

160607キジバト3

実はうちで何度か巣作りしたことがあります。一度はヒナも生まれ、だいぶ大きくなっていたのに、ある日だれかに(ハクビシン?ネコ?)襲われてしまって、キジバトの親たちはもとより私自身もかなり切ない思いをしました。本当はうちでぜひ子育てしてもらいたいけど、それからは巣作りの気配を感じると申し訳ないけどあまり良い物件ではないのでやめたほうがいいよ、となんとなしにプレッシャーをかけることにしています。でも水飲みにはしょっちょうきてくれているのでそれで十分。うちの庭では剪定した小枝などをいつもいっぱいばらまいてあるので、巣作りの時にはそれを活用してもらうことで子育てを応援することにして、営巣はもっと安全な場所でやってもらいましょう。

プロフィール

つぐみ

Author:つぐみ
羊毛ニードルフェルト作家。自然や野生の生き物をお手本にいろいろ作っています。
東京農工大学卒。国際自然保護NGOで働いた後、独学でニードルフェルトをはじめました。自然や鳥、野生の生き物たちからインスピレーションを受け、色々なものを作っていきたいと思います。

日本ワイルドライフアート協会会員
Facebookページ「つぐみ工房」https://www.facebook.com/toritokinoko

***
2016年2月17日〜22日にモノギャラリー(吉祥寺)で個展開催
2016年7月7日〜23日にnito cafe(吉祥寺)で個展開催
2016年11月20日、23日、26日、27日に東京港野鳥公園で作品展開催
2018年1月14日〜20日 第5回女視展(有楽町)参加
2018年11月11月〜12月2日 谷津干潟自然観察センター で作品展
2019年8月、2019年8月 ホビーズワールド(神田)で作品展
2019年10月〜11月 ECOM駿河台(御茶ノ水)で作品展開催予定など

アクセスカウンター

検索フォーム

QRコード

QR