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フクロウ

うちの庭にフクロウが舞い降りました。
そんな夢がついに。。。
といっても、本物のフクロウではなく、長〜こと作っていた羊毛フェルトのフクロウ(Strix uralensis hondoensis)がようやく完成したのです。

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「わっほーーい!」と心から叫びたくなるような完成の喜び。ここまで長かった。個展をやろうと決めた時から、その時の目玉になるような大きな作品をと思い、作り始めたもので、これまで作った鳥の中でももっとも大きな作品になりました。さらに翼を広げた大型種というのも初めての挑戦で、様々な試行錯誤を繰り返し、手だけでなく、頭も相当使ったと思います(笑)。

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羽根を一枚一枚作るところからはじまって、よくぞくじけずここまで頑張ったなと自分を褒めてあげたい(笑)おそらく本物よりだいぶ大きくなった気がするけれども、思い描いていた迫力は出せたのでとても満足しています。

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都合よく雪が降ったので、雪の上で。何か獲物につかみかかったり、どこかに降り立つ時の様子を再現してみたつもりです。おかげで写真だと顔はあまり見えませんが、その存在感と雰囲気を見てください。

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私はフクロウ類が特別に好きだと言ったことはありませんが、やはりその魅力には抗えないのが本音。メンフクロウ、アオバズクと作ってきましたが、フクロウは3種め。さらに翼を広げたフクロウというのはかなりの挑戦になることは予想されましたが、まさか1年まるまるかかってしまうとは。。。フクロウ類は、大きさもさることながら、難敵なのはその模様の複雑さなのです。挑戦するようにフクロウを制作してみましたが、限界も認識できた反面、これを作り上げることで自分の中の可能性も広がった気がします。

ぜひみなさんにも実際の作品を見ていただきたいです。

160127フクロウ3

2月の作品展では、制作過程についても詳しく説明したものをご用意します。どうやって作ったのか興味がある方は見に来てくださいね。またブログでもそのうち改めてご報告します。

「鳥と暮らす」展

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こんなに大きいんですよ〜


正直なところ野生のフクロウは生まれてこのかた、まだ4〜5回しか見たことがないです。本当に自然の偉大さを感じさせる素晴らしい生き物だと思います。実際に自然の中で会うとフクロウが森の賢者と言われる理由がわかります。新緑の緑の中で会うフクロウも、厳寒の雪の中で会うフクロウも、ただただ奥ゆかしく、神々しく、その姿に感動するばかりです。

本物のフクロウに会いたい人には、フクロウカフェではなく、ぜひ自然の中に出掛けて行って探してほしいとお願いしたいです。本当のフクロウの姿は、厳しい自然の中にありますから。

ロビンことヨーロッパコマドリ

北欧にいる鳥シリーズ第二弾。現地ではロビンの名前で親しまれているヨーロッパコマドリErithacus rubecula)です。

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冬バージョンのまんまるな子を作りました。ヒタキ系は前から見るとびっくりするぐらい顔面のボリュームがなくちょっと笑っちゃいます。この子も例にもれずそこを強調して作りました。目は大きめに。

ヨーロッパコマドリは日本にはいません。北欧の鳥というよりその名のとおりヨーロッパの鳥というべきで、ヨーロッパ全域に、ほとんどは留鳥として生息しています。ただしスカンジナビアなどの寒冷地では、冬の時期には南の方に渡るようです。雌雄同色。美しい声でさえずるためか飼い鳥として日本でも売られているようで、悲しい限りです。。。

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ロビン。名前もいいけど、可愛くて大好きな鳥です。切手やクリスマスグッズに使われているようです。比較的人間の近くで暮らしているので、文学作品などにもよく登場するのでしょうね。ウィキぺディアを見てみるといろんなことが書いてあります。でもちなみにアメリカ大陸でロビンというとコマツグミらしいですよ。



野鳥が好きな人はわかると思いますが、どこでその鳥と会ったかは意外と記憶に残るもの、時によっては旅行の記憶自体になっていたりします。私の中でこの鳥とセットになって思い浮かぶのが、ギリシャ、アテネのアゴラ遺跡です。そこで私は地面にいるロビンを写真におさめようと苦戦していたのが思い出されます。正直遺跡はぼんやりとした記憶しかないのに、ここのロビンはいまでも思い浮かべることができます。あの時高校生だった私は一眼レフのカメラ片手に遺跡や風景ではなく、鳥ばかり追いかけていたので当然といえば当然なのですが。でも遺跡などをあまり真剣に見なかったからといって後悔はないのが不思議なところ。後悔するのはもっぱら、もっといろんな鳥が見られたのにな〜ということばかりなのが、やっぱりの鳥バカなのだと自覚します(笑)

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「鳥と暮らす」展

アオガラ

北欧の鳥シリーズとしてアオガラParus caeruleus)作ってみました。
残念ながら日本にはいません。日本のカラ類もきれいですが、こちらは青みと黄色みが強くてなんとなく華やかですよね。
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あれれ、可愛いはずがちょっと怒ってる。模様のせい?作った私のせい?
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実は作り始めてから、この青味が今一番作るの難しかったことに気づきました。以前もオナガを作ろうとはじめてみたものの、ちょうどいい色の羊毛がなくて、色が再現できずあきらめたことがあります。それと同じ系の色味であるのです。どうにも微妙な色で、なぜか手持ちの羊毛では対応できなかったのです。でも今回はなんとしても作ってみたかったので、いろんな色を組み合わせて強行しちゃいました。2度と同じものは作れないかも。

150118アオガラ1

北欧シリーズとはいったものの、アオガラはヨーロッパからアフリカ北部にかけて生息する小さなカラ類です。残念ながら日本にはいません。現地では都市部でも見られるらしく、YouTubeなどでは餌台に集まってる様子が見られたりします。日本のシジュウカラみたいな感じなんでしょうかね。こんな子が庭にきたらテンション上がっちゃいますね。

穴からコゲラ

穴からコゲラ (Dendrocopos kizuki) ができました。以前作った一羽のコゲラが寂しそうでしたが、こうやってペアにするとなんだか嬉しそう。実は、昨年木の幹やら樹皮やらを父親が調達してきてくれまして、この樹皮を剥いだものもそのひとつ。これを一目見て、穴からコゲラを作りたい!と思ったわけです。

実際こうして巣穴を掘り掘りしながら顔を出すコゲラを見かけたことがあるのですが、まぁその様子がとにかく可愛いくて、いつか作ってみた〜いと思っていたのでした。

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この樹皮いい味出しているんですよね。表面にコケだか地衣類だかが乾燥して残っていてよい雰囲気なのです。それがとれてしまわないように注意深く穴をあけました。開けた穴が少し小さくて窮屈に見えますが、ちょっと調べてみたらコゲラの巣穴のサイズぐらいだったので、そのままにしました。作ったものが若干頭が大きいのかな。

160115コゲラ2

おっとオスの頭の赤い羽毛を忘れました、のちほどこっそり付け足しときま〜す。

部屋で一緒にいるには一羽ずつ作るのもよいですが、こうやって風景を作り出すと一気に鳥たちがドラマチックになるのでいいですね。やっぱり周りの自然あって鳥たちの美しさがひきたつというのを改めて思うわけです。

もちろんこちらも2月の展示の際に出品しますので、ぜひ見に来てくださ〜い。
「鳥と暮らす」展


おまけ:以前撮った穴から顔を出すコゲラの動画です(ブレがあってすいません)。
時々顔を出しては、上を見上げたりする仕草がたまらないです。



新年、鳥はじめ

みなさま、新年あけましておめでとうございます。

160103鳥3(元旦にクイナにご挨拶)

おかげさまで、昨年は展示デビューできまして、多くの皆様に作った鳥たちを見ていただくことができました。今年は2月の個展をはじめ、より多くの方に見ていただける機会も増やしていけたらと思っています。

作ってみたい鳥や生き物がいつも多すぎて頭から溢れ出しそうですが、どんどん手を動かしどんどん形にして、今年はもっともっとたくさんの作品が作れればいいなと思っています。


年末年始は意図せず鳥見三昧になりまして、またまた嬉しい出会いがたくさんありました。
こうしたわくわくがまた今年も作る力になってくれるでしょう。

160103鳥1(なんかめでたいオナガてんこ盛り)

そんな純粋な感動をいつも与えてくれる鳥たちや自然に感謝しつつ、
地球上の生き物すべてにとって平和な2016年になることを心から祈ります。

160103鳥2
(水面に映る姿も美しいタシギさん)

本年もどうぞ「つぐみとキノコ」やフェルトの鳥たちをよろしくおねがいします。

プロフィール

つぐみ

Author:つぐみ
羊毛ニードルフェルト作家。自然や野生の生き物をお手本にいろいろ作っています。
東京農工大学卒業後、出版社、国際自然保護NGOで働いた後、独学でニードルフェルトをはじめました。自分の家に野鳥が遊びに来たら楽しいだろうな〜という思いから、実物サイズの野鳥を作り始めました。

自然や鳥、野生の生き物たちからインスピレーションを受け、色々なものを作っていきたいと思います。

日本ワイルドライフアート協会会員
Facebookページ「つぐみ工房」https://www.facebook.com/toritokinoko

***
2016年2月17日〜22日にモノギャラリー(吉祥寺)で個展開催
2016年7月7日〜23日にnito cafe(吉祥寺)で個展開催
2016年11月20日、23日、26日、27日に東京港野鳥公園で作品展開催
2018年1月14日〜20日 第5回女視展(有楽町)参加
2018年11月11月〜12月2日 谷津干潟自然観察センター で作品展 など

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