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メグロの里帰り

友人の依頼で、随分前からメグロを作っていました。少し前に完成し、先日、無事小笠原にいる友人の元へ送り届けました。これでようやくメグロを故郷に里帰りさせることができたわけで、なんだか私も嬉しくなってしまいます。どーか、可愛がってもらえますように。

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メグロは目の周りが文字通り黒いのが特徴ですが、他の部分はかなり複雑な色味をしていて、まず苦戦。しかも、あの目の周りの模様もくせ者で、ちょっと間違うと顔が大きく見えてしまったり、かわいくなくなったりと、かなり苦労させられました。結局納得できるまでに何体も作るハメに。。。

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納得できるまでやっていたら、こんなに。。。本物が実際何羽生息してるかはよくわからないそうですが、うちには結果メグロが4羽もいたことに。。。これはこれで、なかなかレアな感じです(^_^;)

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メグロ(Apalopteron familiare)は小笠原諸島の母島と向島、妹島にしかいない日本固有種で、絶滅が危惧されている鳥でもあります。2亜種が知られていて、かつて父島にもいた亜種のムコジマメグロ(Apalopteron familiare familiare )は絶滅してしまったそうです。実は学生の頃、実際に母島まで行き、ラッキーにもメグロを見ることができました。そこまで行かないと見られない珍しい鳥なのに、何気ない感じで目の前に飛び出してきて驚いた記憶があります。ちょっとメジロより大きいのかな、でも見た印象としては目の周りの黒いメジロって感じだったかな。

小笠原は、東京なのに、なかなか訪れることが難しいところ。24時間以上も船に揺られないとたどり着けないからこそ、いつまでも自然豊かで、容易に手の届かないみんなの憧れの島であり続けるのかもしれませんね。

いつまでもメグロが元気に飛び回っていられますように。

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番外編のヨツユビリクガメ

いつもは鳥ですが、どんなものでも作れるのが羊毛フェルトの素敵なところ。こちらヨツユビリクガメ、またの名をホルスフィールドリクガメのつもり。

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プレゼントにと急遽思い立って作ったものですが、必死にやったものの結局間に合わず、甲羅と体が離れた状態で、しばらくそのままにしておりました(ごめんちゃい)。

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まだところどころ手直しが必要な部分もあるものの、ひとまず合体させて完成です。結構大変だったから、もうリクガメさんはいいかな〜

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たんぽぽが似合います。リクガメの顔って鳥の顔に似ていると思いませんか。

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ヨツユビリクガメ(Agrionemys [Testudo] horsfieldii )は中央アジアの岩石砂漠地帯などに生息しているリクガメです。花や葉など植物を食べます。日本ではペットとして知られていますが、IUCNのレッドリストでは危急種(Vulnerable)に指定され、世界的に見れば絶滅のおそれがあると考えられています。

リクガメ達は飼いやすいといわれることが多いのですが、それは彼らが我慢強いだけのこと。季節変化の激しい日本で温度調整などは結構大変だと思います。主張の少ないリクガメを死なない程度に飼うのではなく、飼うなら幸せに暮らせるようにしてあげてほしいですね。

ドクダミ染め

我が家の庭では雑草もそれなりに大事にしているので、中でもドクダミはとても元気で、あっという間にドクダミだらけになってしまいます。ドクダミも嫌いなわけじゃないのですが、結構背も高くなるので、他の植物が育ちにくくなるので、抜いたりちょいちょい先を摘んだりしています。そのたび、いつも何かに使えないかな〜と思っていたので、いっそこれで染色してみようかなと思ったわけです。

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お天気も良いので、その日は朝から白の羊毛を紡ぎ毛糸を作りまして、さーてやってみましょう。
ドクダミの茎や葉はたっぷり使ってみました。
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ひたひたの水で40分ぐらい煮出すと、ドクダミ本体はドロドロになり、意外なことにロゼワインみたいな色の液ができました。そこに湯で溶かした焼きミョウバンを入れてみるとなーんとなく緑色っぽく変わりました。浸すと毛糸に結構濃い目の色がつくものの、水洗いすると最終的には蛍光イエローみたいな色になりました。

染め上がったのはこちら。左が染めた後の色で、右が染める前の色です。
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色が淡すぎて、よくわからないですね σ(^_^;)
たまご色?ひよこ色?といった感じですかね。わかりづらいと思いますが、春らしい結構きれいな色になりましたよ。

古代エジプトの鳥たちと奮闘中

突然ですが、古代エジプトの壁画や神話には野生生物がたくさん登場するのをご存知ですか。猛禽類を始め多くの野鳥も登場してます。母がエジプトの古代文字ヒエログリフを研究しており、フェルトで鳥を作り始めてから、いつか古代エジプトに関係のある鳥を作ってあげようと考えておりました。

今回7月に「古代エジプトの神秘を追いかけて- エジプト壁画研究家 村治笙子の世界」という展覧会をするというので、それに合わせてヒエログリフや壁画に登場する鳥を2羽(今のところは)制作中です。

それにしても古代エジプトの壁画や神話に出てくる鳥って大型の鳥が多いんです。やはりそれだけ目立つものを描いたんだと思うのですが。何種か候補をあげてもらったところ、どれもチャレンジ心が動く大物ばかりでした。

今回取り組んでいるのは、私がこれまで作った鳥達の中でも一番の大物。私にとっても新たな挑戦でした。大きいとそれだけ刺す面も広く、さらに大きい鳥は模様も目立つためディテールまで手を抜けません。いつまでたっても終わりが見えず、考えていたより大幅に時間がかかっています。

でも、数ヶ月を費やし、ようやく終わりが見えてきたので少し途中経過をご報告。到底本物の美しさには及びませんが、できたあかつきには翼の模様やその存在感にぜひご注目ください。見る人が見れば、何の鳥か一目瞭然かもしれませんが、全貌はできあがりまで、お楽しみに。

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ヒエログリフや古代エジプトの神話には鳥や動物がたくさん登場するので、私のように歴史は苦手だけど生き物は好きという人は楽しめると思います。また改めてご案内したいと思いますが、お近くの方はぜひ展覧会にも足を運んでいただけたらと思います。

★古代エジプトの神秘を追いかけて- エジプト壁画研究家 村治笙子の世界」実行委員会によるFacebook上の公式ページ★

アイビーでも編めるのね

また編んでます。今回は、家の庭でとれる植物だけでカゴを編んでみました。
今回使ったのは、寒い間にとったフイリブドウと、採りたてのアイビーです。なんと、こんな材料でも編めるんですね。

アイビーはあっという間に家の周りに繁茂しちゃうので、今までもちょいちょい剪定したり抜いたりしていましたが、結構な量になるのでなんかに使えたらいいのにと思っていたところ。カゴ編みに使えるなんて、まさに渡りに船、なんとも嬉しい発見です。

玄関脇のアイビーを引っ張るとスルスル長いツルのまま採取できました。

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そしてそれをしごいて、葉がきれいにはずしたら準備万端です。とっても扱いやすーい。
フイリブドウをフレームにして、とって付きのカゴにしました。

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今回は庭に椅子だして外で2〜3時間やってたでしょうか。枝も細いので、思ったより時間かかり、最後ちょっと飽きましたが。。。でも、なんとか完成。家にあるものだけで作れるというのはなんともお得な気分です。

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カイツブリ

随分前に作ったカイツブリ (Tachybaptus ruficollis) です。

まだいろんな色の原毛を持ち合わせていなかった頃に、自分なりに工夫していたのが懐かしいです。
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水鳥は浮かんでる時に見えてる部分だけ作っています。
フローリングに置くと、床に映って水に浮いてるように見えるのが狙いです。
普段見える姿もその方が多いですしね。
ちなみに、この子は普段ピアノの上にいます。ピアノがちょっと水面のように見えます。

鏡の上に置いてみました。ちょっとはっきり映りすぎて嘘っぽいですね(^_^;)

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フェルトならではのお尻ふわふわです。

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先日、間近で聞いたカイツブリの鳴き声の大きさと華やかさに驚かされました。繁殖期だからですかね、あんなに小さいのに頑張ってるんだなぁ、と改めて感心。。。

編みぐるみキノコ

以前、かぎ針編みがマイブームだった時に作った、編みぐるみ的なキノコたち。
紡いだ毛糸で、かつ適当に気がおもむくままに編んだので、ボコボコして味の出方が半端ないです(笑)

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でも自分の手で作ったものって、どんなものでも愛おしいものです。
フェルトで作ったのとは違って、クタクタしたとこが気に入ってます。

続・カゴ編み中毒

部屋の片付けついでにカゴ編みを始めたつもりが、一度はじめたらどうにもやめられなくなってしまい、さらにいくつか作りました。

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近所にシダレヤナギが何本か植わってるところがあって、そこに大風の日の後に行くと枝がいくつか落ちていたので、これを少しいただいて、その日のうちに編んでみたら、とっても編みやすい!いつもポキポキ折れてしまうのが嘘のよう。

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自然素材で作る時は、どの時期の枝やつるを持って帰り、編むのがいいかを知るのは重要ですね。いろいろ試してみます。

それにしても、始めると自分でも呆れるぐらい何時間も編み続けてしまいます。我ながらちょっとやり過ぎ。。。無心になれるとか、そーいう穏やかな次元を超えて、一旦始めると手から離せなくなる感じ。もっと優雅にやらないとダメですね。

カワラヒワ

ちょっと前に作ったカワラヒワ (Carduelis sinica)。イメージしてたのよりだいぶプックリしちゃいました(^_^;) 実際はもっとスマートで凛々しい鳥です。(脚の色が実物と違うのは今後の課題。)

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市街地でもよく見られる目立たない鳥ですが、飛ぶと羽の模様が綺麗だし、声も控えめでかわいい。キリキリコロコロ鳴いてる最中の「ビィーん」と不思議な声もおもろい。ぜひもっとみんなに注目して欲しいものです。

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なぜか普段はあまりうちの庭に降りて来ないんですが、去年は巣立ちした幼鳥を連れて、親子でよく水浴びに来てました。また今年も来るかな。

余談ですが、亜種にオオカワラヒワとかコカワラヒワとかオガサワラカワラヒワとかいるそうなんですが、どれも舌がこんがらがりそうwww

カゴ編み中毒

カゴ作り用の材料がたまってきたので、部屋が占領される前に有効に使うことに。庭で採取した斑入りブドウ(?)とスイカズラのつる、近所の公園で拾い集めたヤナギの枝、河川敷で集めた何の植物かよくわからないのまでいろいろです。

つるといっても、一番多いのがヤナギの枝なんですが、何日水につけてもうまく柔らかくするのが難しいです。細くて折れやすくて、いまだにうまく扱えません。拾ってすぐやわらかいうちに使うのが一番なのかもしれません。

スイカズラは去年勢い良く伸びたので、剪定ついでに捨てるのもったいないからと採集してみたんですが、皮を剥いだらツルツルのつるになり、お得な気分。花も綺麗で長く楽しめる上に、枝も使えるなんておいしすぎます。皮を剥ぐのも楽しくてやみつき。実は、最初横着して、皮を剥かずに編んだらケバケバになってしまったので、教訓を生かして、さっそく在庫分すべてはいじゃいました。
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河川敷で採取したつる性植物とスイカズラでこんなのとか、
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斑入りぶどうと柳でこんなのとか。
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奥のバスケットは、持ち手はスイカズラで、他の部分はあるものいろいろです。一番右のは拾ったばかりの柳の枝で作ったので、作りたては青いです。
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去年つるカゴ作りを一度教えてもらったので、その経験を応用し、とにかくいろいろ作ってみようとしてますが、うまくいったりいかなかったりの試行錯誤が続いています。まだまだカゴ編み欲がおさまらないので、他の作品もまた紹介させてもらいます。

ひとつ作るのに、意外とたくさん使うので、作り始めるとあっという間になくなります。まだまだ作ってみたい形があるので、材料探しに行かなくちゃ! そして物が増えるばかりで結局部屋は片付かないのです。。。

プロフィール

つぐみ

Author:つぐみ
羊毛ニードルフェルト作家。自然や野生の生き物をお手本にいろいろ作っています。
東京農工大学卒。国際自然保護NGOで働いた後、独学でニードルフェルトをはじめました。自然や鳥、野生の生き物たちからインスピレーションを受け、色々なものを作っていきたいと思います。

日本ワイルドライフアート協会会員
Facebookページ「つぐみ工房」https://www.facebook.com/toritokinoko

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2016年2月17日〜22日にモノギャラリー(吉祥寺)で個展開催
2016年7月7日〜23日にnito cafe(吉祥寺)で個展開催
2016年11月20日、23日、26日、27日に東京港野鳥公園で作品展開催
2018年1月14日〜20日 第5回女視展(有楽町)参加
2018年11月11月〜12月2日 谷津干潟自然観察センター で作品展
2019年8月、2019年8月 ホビーズワールド(神田)で作品展
2019年10月〜11月 ECOM駿河台(御茶ノ水)で作品展開催予定など

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