今年もリトルターンアートプロジェクトに参加します

去年作り尽くした感もあるのですが、コアジサシ見たさに、また今年もリトルターンアートプロジェクトに参加します。(去年の様子はこちら
先日2回開催された取材会に参加してきました。

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一回目の時はとにかく暑くて、観察しているこちらもバテてしまうお天気でした。この時はまだヒナはいなくて、卵をあたためる親を観察していましたが、彼らも暑くて上を向いてみんな口を開けてました。

本当は一回目の取材で終えるつもりが、やっぱりどうしてもヒナが見たかったので二回目も参加してきました。この日は雨の合間の曇りで少し涼しく快適でした。念願のヒナも見られて納得できました。

去年はひたすら資料写真を撮っていましたが、今年はきちんと集中してスケッチしました。おかげさまで去年作り尽くしたと思っていましたが、制作のヒントちゃんともらいました。

一回目はひっきりなしにハシブトカラスの襲撃を受けて、見てる側からどんどん卵がとられていき歯ぎしりする思いでしたし、二回目はカラスに加えて、ハヤブサ、チョウゲンボウ、トビといった猛禽類がどんどん来て、親たちはなかなか落ち着けず、改めて過酷な環境であることを思い知らされました。営巣地出来立ての時は天敵が少なくても、営巣地ができて何年も経つと、天敵となる鳥たちもこの営巣地を自分たちの狩場として認識するので、いつまでも快適な営巣地のまま存続し続けることは難しいということのようです。スタッフの方からも今年の厳しい状況について詳しく説明があり、人工の環境を鳥たちに活用してもらうという素晴らしい取り組みである一方、人工的な場所に大きな営巣地を作って管理していくことが決して簡単なことではないのだということも身をもって感じることができました。でも、こうした取り組みや調査研究が、今後の生き物たちのと共生のための課題解決に役立っていくのだと信じ、この取り組みを応援していきたいと思います。

イワツバメたちも元気に子育てしていました。180620LTAP2018-3

さぁて、私は私の仕事を。記憶が新しいうちに、今年もコアジサシ作りますよ〜。お楽しみに。

>>リトルターン・プロジェクトのブログ

西荻鳥路地2018

2018年6月1日〜6日に西荻窪の gallery cadocco(ギャラリーカドッコ)にて、「西荻鳥路地2018」という、「鳥」をテーマとしたイベントが開催されます。様々な作家さんや西荻窪らしくアンティークショップなどが参加されるようです。今回声をかけていただきまして、私もちいさな鳥やポストカードなどを販売する予定です。

2&3日の週末は毎年恒例の西荻茶散歩という町ぐるみのイベントも開催されるようです。私は在廊しませんが、ぶらぶらするにはぴったりの季節でもありますので、お近くの方はぜひお散歩がてらお立ち寄りくださいませ。

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西荻鳥路地2018

キタロジー/gallery cadocco
西荻北3-8-9 tel.03-6913-7626
6/1(金)〜6(水)期間中無休
12:00-18:00 (2&3日は西荻茶散歩参加のため11:00-19:00)


■アンティークショップ
ストーレッジ、世界、ベビヰドヲル
■アーティスト
color+life、cobato/HOUSO、雑貨食堂六貨、シトテヌ、つぐみ、play on words、marini*monteany
■フード
EY Trading、Terekado、中川ワニ珈琲

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詳細はgallery cadoccoのページでご確認ください。

フィールドスケッチ会に参加してみました

4月30日に東京港野鳥公園でのヒヨ吉さん、Tingさん主催のフィールドスケッチ会に参加してきました。

当日は快晴で日差しも強く、初夏の陽気でした。鳥の種数は少なかったですが、普段見慣れた鳥をじっくり観察できるいい機会になりました。当初はカワウをじっくり書こうと思っていたのですが、みんな杭の上であまり動きがなかったので、あきらめて、思うままにいろいろ描いていきました。

最初は慣れないので、自信のないほっそ〜い線だったのが、徐々に慣れていくのが自分でもわかっちゃいました。GWというのもあり、人も多かったですが、最初は人目が気になるものの、だんだんスケッチに夢中になっていくとそれも気にならなくなり、カワウ、チュウシャクシギ、アオサギ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オカヨシガモ、コチドリとどんどん描き進めていけて楽しかったです。
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他の方のスケッチを見る機会も見せる機会も少ないので、お菓子をつまみながらの最後のお披露目会もなかなか興味深く貴重な経験でした。
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普段は外ではとにかく鳥を見て、その鳥がかもす雰囲気をつかむように努力しています。そのため細かい部分を一度で把握できることはほとんどありません。その点スケッチは、描くことで見ているだけではスルーしてしまうような特徴を記録しておくことができるので、いいなぁと思いました。でもまずはとにかく、もうちょっと自分が思うように描けるようになりたいものです。

とにかく、動きも速いし、じっとしていないし、遠いしで、鳥のスケッチの想像以上の難しさを実感しました。水辺の鳥以上に山野の鳥のスケッチになれば、さらに難しいんだろうな〜。でも野外でスケッチするおもしろさも再認識したので、今後はちょいちょいチャレンジしていきたいと思います。今回の主催者のお二人に楽しい機会をいただき感謝です。

先日の様子など、フィールドスケッチ会のブログはこちら
http://fieldsketchbook.blogspot.jp/

オオミズナギドリ

オオミズナギドリCalonectris leucomelasを制作しました。これは、オオミズナギドリの研究や保護活動に尽力されている岡奈理子さんに、山階鳥類研究所の皆さんからの記念として差し上げるためのものということで、昨月すでに届けてきました。私は大学時代にこの岡さんの講義を受けたこともありまして、不思議なご縁を感じました。
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年明けの展覧会などもあり、時間的にはなかなか厳しかったのですが、いろいろこちらの希望なども聞いていただいたので作ることができました。

私にとっては実物大の海鳥制作はカツオドリに次いで2度目です。この手の海鳥は近くで見られる機会もほとんどないですし、もし海で会えてもすごく遠い、しかもたいていは飛んでいるし、で実は正直なところなかなか制作意欲が湧きにくい鳥です。でもそう言ってると一生作れないし、そんな苦手意識もよろしくありません。そんなこんなで今回は特別なご縁であり、好機でもあると考え挑戦しました。
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今回は実物大制作は難しいかな思っていたのですが、以前一度アオアシカツオドリを小さいサイズで作った際に頭のごま塩具合を表現するのがとても難しかったことを思い出し、実物大よりは少し小さいぐらいのサイズで制作することにしました。結果かなり実物サイズに近くなってそれだけ刺し刺しする手間が増え、自分で自分の首を絞めることになってしまいましたが、背面のウロコ模様など思った以上に模様部分も多かったので、結局これぐらいのサイズで作った方が雰囲気が出せ、よかったと思います。ある程度の大きさがあることで存在感も感じられるものになったと思います。
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今回特に気をつけたのは、オオミズナギドリのやさしい顔つきです。近くで観察したことはないのですが、写真はどれを見てもやさしい眼差しが印象的だったので、そこは特にこだわることにしました。
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あとは背面のグラテーションなウロコ模様も特徴的で力を入れたところです。

水かきのある足もちゃんと羊毛で再現しました。180405mizunagi4
どの作品もそうですが、制作すると愛着が湧くので、実は手放す時は少し寂しかったです。また今回お渡しするのは実際に鳥を専門とされている方であり、差し上げる先もオオミズナギドリの専門家ということで、そんな方々に本当に喜んでもらえるのかというのもとても心配でした。でも実際にお持ちした時には、とても喜んでいただいたので本当にホッとしました。後日岡さんにお渡しいただいた際の様子も教えていただき、また岡さんからも後日直接ご連絡いただき喜んでいただけたようなので、本当にお作りしてよかったと思いました。
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私はあまりきちんと職業的に作家活動をしているわけでもなく基本的には自分のために作品を作っているので、勝手な話ですが制作にあたっては自分自身の気持ちをとても大切にしています。根気がいる作業でもあるので、自分が本当に作りたい、作る価値があると思えないとなかなかよいものも出来上がらないのがわかっているからです。でも今回こうした機会をいただき、実際にオオミズナギドリのために力を尽くされている方にオオミズナギドリ作品がお届けできたというのは鳥作家冥利に尽きます。自分の子供のような作品が、本当にふさわしい持ち主の元にもらわれていって、心から嬉しかったです。

別れを惜しんで自撮りww
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現在岡さんは、御蔵島のノネコ問題に取り組まれています。伊豆諸島に属する御蔵島は東アジア固有の海鳥オオミズナギドリの世界最大の繁殖地なのですが、近年人が持ち込んだネコの子孫が屋外で繁殖しオオミズナギドリなど固有種の脅威となって問題となっています。岡さんはそうしたノネコを捕まえ島外に持ち出し里親に譲渡するというプロジェクトに取り組んでおられるそうです。私も陰ながら応援させていただきます。

詳細はこちらに
オオミズナギドリの繁殖地 御蔵島 ノネコ里親プロジェクト

ノネコやノラネコの問題は御蔵島に限らず、私が知っているだけでも奄美大島や天売島などでも起きていて、里親譲渡などの対策が行われています。島国日本ではあちこちでこうした問題が起きていることは簡単に想像できますよね。島の外に暮らす私たちも、ネコ好きも、鳥好きも、こうした問題に関心を高くもって、まずはよく知り、いろんな形で取り組みに協力していけたらいいですね。新たにネコを飼おうとする人にとっては、こうしたネコたちの里親になる選択肢も加わればといいなと思います。フェルト作家なんてやっていてもなんの役にも立ちませんが、微力ながら、今後もより多くの方にこうした問題を知っていただけるようこうして発信してけたらと思います。

ニュージーランドの妖精ファンテイル

妖精のような鳥 New Zealand Fantail(Rhipidura fuliginosa)を作りました。マオリ名はPīwakawaka。ニュージーランドの固有種で、森や公園や様々な環境で比較的よく見られ、ニュージーランド人にはなじみ深い鳥のようです。
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この鳥との出会いは私にとっては忘れがたい思い出です。ある島に行ってこの旅の目的でもある「タカへ」を探していて、ようやく、さぁいままさにタカへに会えるぞ!という場面で、小さな鳥がまわりにまとわりついてくるようにやってきて「きゃーなんかかわいい鳥にまとわりつかれててすごい気になるんだけど、タカへ見なくっちゃ!」とかる〜くパニックになりました(笑)。その時はとりあえず気を取り直し、まずはしっかりタカへを見て、その後ゆっくりこの可愛い鳥と交流することができました。

こちらは本物で実際に会った時の写真。こんな感じで近くを飛び回っていました。180330fantail1
体はとっても小さくてむしろ虫みたいです。人が動くとその足元で驚いた虫などが飛び出してくるのを狙っているそうなのですが、とにかく近い! 手をのばせばそこに止まってくれるんじゃないかという錯覚を起こすぐらい近い! しかも目の前でひらひらっと飛び回って、尾羽や翼をパッパッと開くもんで、可愛いのなんのって。まさにファンタジーです。まとわりつかれている間は本当に夢見心地でした。今思い出してもニヤニヤしちゃう。時間に限りがなければいつまでも一緒にいたかったな〜。でも、体験できて本当に感激でした。

そんな可愛い鳥を作らないわけにはいきません。記憶が新しいうちにとにかく作ってしまいました。案の定本物のかわいさには到底かないませんが、存在感はなんとなく再現できたかなと思います。

もちろん尾羽と翼をパパッと開いたところ。180330fantail4
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ニュージーランドに住む友人などから聞いていましたが、噂通りとにかく可愛い鳥でした。現地では、このファンテイルをモチーフにした小物もたくさん売っています。そりゃ〜かわいいもんねと納得。私もこんなエコバッグ買いました。
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この尾羽を広げる仕草は特別なわけではなく、動くたびにやっているんだなというのも実際会ってみてわかりました。噂には聞いていたけど、実際に近くで見ることができてニュージーランドの人たちが彼らに対して感じる気持ちや彼らの魅力が実感できた気がします。

プロフィール

つぐみ

Author:つぐみ
羊毛ニードルフェルト作家。自然や野生の生き物をお手本にいろいろ作っています。
東京農工大学卒業後、出版社、国際自然保護NGOで働いた後、独学でニードルフェルトをはじめました。自分の家に野鳥が遊びに来たら楽しいだろうな〜という思いから、実物サイズの野鳥を作り始めました。

自然や鳥、野生の生き物たちからインスピレーションを受け、色々なものを作っていきたいと思います。

日本ワイルドライフアート協会会員
Facebookページ「つぐみ工房」https://www.facebook.com/toritokinoko

***
2016年2月17日〜22日にモノギャラリー(吉祥寺)で個展開催
2016年7月7日〜23日にnito cafe(吉祥寺)で個展開催
2016年11月20日、23日、26日、27日に東京港野鳥公園で作品展開催
2018年1月14日〜20日 第5回女視展参加 など

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