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もうすぐホビーズワールドでの作品展はじまります

今週金曜日(20018年8月10日)より、ホビーズワールドにて作品展始まります。搬入時に台風が直撃するんじゃないかと、ハラハラしていましたが、いまのところ大丈夫そうになりましたのでひと安心です。すでに梱包も終え、準備も一旦落ち着きましたので、ちゃんと予告紹介しておきます。
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ホビーズワールドは月刊誌BIRDERでも毎号のように広告を目にしますので、鳥見をする人では知らない人はいないんではないかという知る人ぞ知る有名店。私も長靴買ったり、ガイドブック買ったりと、何度かお世話になっています。今回はショーケースでの小規模展示ながら、その有名店内での開催なので、どんなことになるのかいまから楽しみです。

今回の展示のテーマはスバリ「夏でもがんばってる鳥」。とはいえ、どんな鳥もどこかしらで頑張っているわけですが。今回は私の住む東京の暑い中、私の勝手な印象において、いろいろ工夫して夏を乗り越えようとしている身近な鳥や子育てをする鳥という点で鳥種を絞りまして、展示させていただきます。

テーマを決めるまでは、涼を感じるような水辺の鳥とか、定番の夏鳥だとか、いろいろ考えたのですが、今の気持ちとしては、夏でもがんばってるんだな〜という心から感心する気持ち、頑張ってほしいと応援する気持ち、が一番強いのでこのテーマにしました。色味も少なく、一見して地味な展示ではありますが、その分表情や仕草に注目してみてほしいと思います。

今回も小規模とはいえ、数えてみたら40羽近く展示しますので、それなりに見ごたえはあると思います。ちゃんと新作もありますので、ぜひチェックしてください。

今回初出しの新作はだいたいこんな感じ。
結果的にチビッ子ばかりになっちゃいましたが、最近これが楽しくて(笑)

眠いスズメッ子と、180808ホビーズワールド3
腹ペコスズメッ子(親は新作じゃないです)180808ホビーズワールド5
見返りヒナと小魚と悪戦苦闘するコアジサシのヒナ
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おちびなコチドリのヒナ
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ヒナや幼鳥たちを増やして、彼らの姿が目につくこの時期ならではな雰囲気が伝わるようにしました。

店内では、小さな鳥たちやポストカードも販売予定です。数量限定で、この期間のみでの扱いの予定です。ぜひ展示の記念にどうぞ〜。
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販売用新作のシジュウカラの幼鳥です。180808ホビーズワールド2

ちなみにお店は火曜日定休日です。私自身は、他の日もフラッと立ち寄るかもしれませんが、の8月11日(土)午後はお店にいる予定にしていますので、遊びにいらしてくださいね。今後の速報や在店予定については、FBイベントページでお知らせしますので、そちらをフォローしてください。

>>FBイベントページ:暑い夏でもにぎやかに 〜つぐみのニードルフェルト作品展 in Hobby's World〜

天売島の海鳥たちに会いにいってきました

昔から名前は知っていたけど、まさか自分が行けると思っていなかったあこがれの島、天売島についに行ってきました。

目的はもちろん普段あまり見る機会のない海鳥です。去年葛西臨海水族館での講演会で聞いて天売島の現在の様子など詳しく知り、ごく最近行った友人が「鳥好きなら一生に一度は見ておいた方がよい」という強いひとことに後押しされ急遽決意したという感じです。

かなり窮屈なスケジュールで、思いがけずいきなり大雨に陸路を絶たれたりと、たどり着くまでにはかなり苦労しましたが、島に滞在中はずっとお天気もよく、猛暑の東京と違って涼しく快適にすごせたのが嬉しかった〜。

とはいえ、今回の大きな目的は日本では局所的にしか見られない3種の海鳥をじっくり観察することです

まずはなんといってもオロロン鳥といわれるウミガラス。ウミガラスは天売島と、天売島を有する羽幌町のシンボルにもなっている鳥で、マンホールから町の看板まで、あらゆる場所にウミガラスが描かれています。もうこの時点で、鳥好きとしては鳥推しの状況そのものにテンションが上がります。

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現在ウミガラスは日本で唯一天売島だけで繁殖しているので、それは当然強くアピールされるはず。とはいえ、すでに数が少なくなりヒナが巣立たない年もあったよう。でも現在はデコイや声を流すなどして、営巣誘致の活動が行われており、その甲斐あって、飛来数も増加し、繁殖が成功するようになり、巣立ちヒナの数も徐々に増えているそうです。といっても、昨年巣立ったヒナは17羽だったとのこと。営巣場所の崖では、デコイが設置され、オロロン鳥の由来にもなっている鳴き声が大きくスピーカーで流されています。これからも少しづつ増えていくといいですね。
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そんな貴重な鳥を、実際にデコイの間に見え隠れしていたり、海に浮いている自然の姿で観察できて、本当に感激しました。つや消しの黒をまとった、気品のある美しい鳥でした。

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次はウトウです。こちらは白いヒゲと白い眉毛があったりして一見おじさんっぽく、くちばしにへんな突起もあって恐竜っぽくもある、他には似たものがいない不思議な海鳥です。世界的に見ても天売島はウトウの最大の繁殖地だそうです。世界最大ってすごいですよね。今年は約80万羽のウトウが島で子育てをしているそうです。80万ってどうでしょう、この数字。まったく想像つかない数です。ウトウは地面に深い巣穴を掘り、そこで卵を産み、子育てします。ヒナは昼間はその中でじっとしています。穴はいたるところに所狭しとあいていて、親たちはよくここから自分の巣穴を探すなぁと不思議に思うぐらいです。親鳥は昼間、海で魚を捕り、日が暮れると、口いっぱいに魚をくわえてヒナの待つ巣穴に帰ってきます。数十万羽が一斉に巣穴のある場所に飛び込んでくるので、その光景がとにかくすごいのです。間近で聞く彼らの羽音、ウーウーと低く鳴く声、オオイタドリの間をかき分けるガサガサ音、飛び込んでくるときのドサドサッという騒がしさ、営巣地ならではのにおい、空気感、すべて初体験でもう圧倒されました。

日が暮れると無数のウトウが巣めがけて飛び降りてきます。

前のめりになって一生懸命歩いている可愛らしい様子は一生忘れられません。とにかく飛び降りたり飛び立ったりは苦手な海鳥なので、降りる時はあちこちぶつかってしまうので(もちろん人が立ってるだけでも危ない)人や車もかなり注意しなければなりません。繁殖期の間は夜になると道路にもウトウがいっぱいになってしまうので、夜の観察は時間が決められていて、それ以降は人は立ち入らないように、などきちんとしたルールが設けられている点や、ガイドツアーに参加できるため、逆に安心して観察できました。


船や陸からもウトウが観察できました。あの無数の穴のどれかから巣立ったばかりと思われる幼鳥がプカプカ浮いていました。くちばしの突起も眉毛もヒゲもないです。水中に頭を突っ込んで海中を見ていたり、潜ったりして食べ物を探していました。えらいね〜。こちらをチラチラみながら離れていきました。
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そして最後は愛の鳥ケイマフリ。私も昔から図鑑を見て憧れていた鳥です。名前にも惹かれますし、そのかわいらしくて不思議で、個人的には姿形がアイヌの民族模様風(配色といい、顔の勾玉模様といい)なところも好きです。
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群れで海に浮かんでいる様子、オスとメスが仲睦まじくしている様子、名前の由来ともなっている真っ赤な足が岩場に上陸している時に見えていたり、極め付けはその声、ピピピピーと海鳥とは思えない可愛く繊細な声が静かな海辺に響いていてうっとりします。とにかく会えてよかったし、今思い出してもぐっときます。
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みんなで休んでいるところ。こういうのを見ると本当に来てよかったなと思います。180720天売島10

他にもウミネコやヒメウも繁殖していて、とにかく島は鳥で賑わっていました。
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鳥たちは道路に溢れ夜間は通行できないなど、島に住んでいる人々もこの時期は鳥たちに譲る気持ちで生活されている様子。

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私の印象に残ったのは、鳥たちと漁師さんとの関係です。何十万羽という鳥が来て沿岸海域でたくさんの糞をして、それが養分となり海草を育て、その海草を島の主要な海産物であるウニが食べ育つので、漁師さんたちにとっても鳥が来てくれることがよいことなのだ、という話です。

海鳥たち、美味しいウニをありがとう!180720天売島13
珍しい鳥がいるともちろん観光資源になるだろうなぐらいは漠然と考えていましたが、でもそれ以外にも人にとって海鳥たちがもたらしてくれるものがあると、そんな風に理解しながら毎日鳥は魚をとり、漁師はウニをとり、とお互い環境し合わない距離感が素敵だなとおもいました。もちろん、こうした関係が成り立つまでには紆余曲折あっただろうし、多くの方の努力と理解があったのだと思いますが、とにかくそんな話を聞くとちょっぴり目頭が熱くなります。海鳥たちの保護活動についてはここでは詳しく書きませんが、他にも猫対策や天敵対策などにも取り組んでおられる多くの方がいて、そうした努力が絶滅危惧種であるオロロン鳥が帰ってきていることにもつながっているのだと実感できました。
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美しくて珍しい、普段会うことのできない鳥たちと間近に会える夢のような時間でした。約百万羽の鳥と約300人が狭い周囲約12kmの島に共存するというのがどういうことなのか、離島での人と生きものの関係についてまたいろいろ考えさせられたよい旅になりました。

願わくば、この感動が薄れないうちに作品として残しておきたいものですが、ここ数ヶ月は難しいかな。でも彼らの姿が記憶の中に深く刻まれたので、いつか海鳥シリーズとしてお見せできる時がくるのをお楽しみに。

Hobby's Worldで作品展やります

いや〜暑いですね。みなさま、暑さバテしていませんか? 
特にヒナや巣立ったばかりの幼鳥たちには試練となる東京の暑い夏。彼らにエールを送るつもりで、神田にあるお店 Hobby's World(ホビーズワールド)で作品展やります。題して「暑い夏でもにぎやかに」。応援の気持ちを込めてスズメなど身近な鳥たちと初夏に子育てをするコアジサシたちをピックアップします。

Hobby's World はバードウォッチングと野鳥撮影の専門店で、知る人ぞ知るその道の有名店です。お店にところ狭しと鳥グッズやバードウォッチンググッズが並んでまして、その中での展示になります。ショーケースでの展示なので規模はさほど大きくありませんが、ケースいっぱいに鳥作品の世界を展開しようと思っています。販売品も少しご用意する予定です。

確実に鳥好きな方がいらっしゃるお店なので、まだ私の作品を見ていただいたことがない鳥マニアwwwの方々にも見ていただけるのは楽しみです。Hobby's World には野鳥グッズがたくさんあって、私のような鳥びいきにはたまらないお店ですが、鳥好きな方もそうでない方も、ぜひこの機会に一度立ち寄ってみてください。
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暑い夏でもにぎやかに〜つぐみのニードルフェルト作品展 in Hobby's World〜
開催期日:2018年8月10日(金)~8月26日(日) ※最終日は17時まで
開催場所:Hobby's World 店内ショーケース
〒101-0052 東京都 千代田区 神田小川町 1-6-3 B.D.A 神田小川町ビル3階
営業時間:10:30~19:00  定休日:毎週火曜日定休日

Hobby's WorldのHP:http://www.hobbysworld.com/index.html

Hobby's Worldのブログでもイベント紹介されています。

今年もリトルターンアートプロジェクトに参加します

去年作り尽くした感もあるのですが、コアジサシ見たさに、また今年もリトルターンアートプロジェクトに参加します。(去年の様子はこちら
先日2回開催された取材会に参加してきました。

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一回目の時はとにかく暑くて、観察しているこちらもバテてしまうお天気でした。この時はまだヒナはいなくて、卵をあたためる親を観察していましたが、彼らも暑くて上を向いてみんな口を開けてました。

本当は一回目の取材で終えるつもりが、やっぱりどうしてもヒナが見たかったので二回目も参加してきました。この日は雨の合間の曇りで少し涼しく快適でした。念願のヒナも見られて納得できました。

去年はひたすら資料写真を撮っていましたが、今年はきちんと集中してスケッチしました。おかげさまで去年作り尽くしたと思っていましたが、制作のヒントちゃんともらいました。

一回目はひっきりなしにハシブトカラスの襲撃を受けて、見てる側からどんどん卵がとられていき歯ぎしりする思いでしたし、二回目はカラスに加えて、ハヤブサ、チョウゲンボウ、トビといった猛禽類がどんどん来て、親たちはなかなか落ち着けず、改めて過酷な環境であることを思い知らされました。営巣地出来立ての時は天敵が少なくても、営巣地ができて何年も経つと、天敵となる鳥たちもこの営巣地を自分たちの狩場として認識するので、いつまでも快適な営巣地のまま存続し続けることは難しいということのようです。スタッフの方からも今年の厳しい状況について詳しく説明があり、人工の環境を鳥たちに活用してもらうという素晴らしい取り組みである一方、人工的な場所に大きな営巣地を作って管理していくことが決して簡単なことではないのだということも身をもって感じることができました。でも、こうした取り組みや調査研究が、今後の生き物たちのと共生のための課題解決に役立っていくのだと信じ、この取り組みを応援していきたいと思います。

イワツバメたちも元気に子育てしていました。180620LTAP2018-3

さぁて、私は私の仕事を。記憶が新しいうちに、今年もコアジサシ作りますよ〜。お楽しみに。

>>リトルターン・プロジェクトのブログ

西荻鳥路地2018

2018年6月1日〜6日に西荻窪の gallery cadocco(ギャラリーカドッコ)にて、「西荻鳥路地2018」という、「鳥」をテーマとしたイベントが開催されます。様々な作家さんや西荻窪らしくアンティークショップなどが参加されるようです。今回声をかけていただきまして、私もちいさな鳥やポストカードなどを販売する予定です。

2&3日の週末は毎年恒例の西荻茶散歩という町ぐるみのイベントも開催されるようです。私は在廊しませんが、ぶらぶらするにはぴったりの季節でもありますので、お近くの方はぜひお散歩がてらお立ち寄りくださいませ。

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西荻鳥路地2018

キタロジー/gallery cadocco
西荻北3-8-9 tel.03-6913-7626
6/1(金)〜6(水)期間中無休
12:00-18:00 (2&3日は西荻茶散歩参加のため11:00-19:00)


■アンティークショップ
ストーレッジ、世界、ベビヰドヲル
■アーティスト
color+life、cobato/HOUSO、雑貨食堂六貨、シトテヌ、つぐみ、play on words、marini*monteany
■フード
EY Trading、Terekado、中川ワニ珈琲

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詳細はgallery cadoccoのページでご確認ください。

プロフィール

つぐみ

Author:つぐみ
羊毛ニードルフェルト作家。自然や野生の生き物をお手本にいろいろ作っています。
東京農工大学卒業後、出版社、国際自然保護NGOで働いた後、独学でニードルフェルトをはじめました。自分の家に野鳥が遊びに来たら楽しいだろうな〜という思いから、実物サイズの野鳥を作り始めました。

自然や鳥、野生の生き物たちからインスピレーションを受け、色々なものを作っていきたいと思います。

日本ワイルドライフアート協会会員
Facebookページ「つぐみ工房」https://www.facebook.com/toritokinoko

***
2016年2月17日〜22日にモノギャラリー(吉祥寺)で個展開催
2016年7月7日〜23日にnito cafe(吉祥寺)で個展開催
2016年11月20日、23日、26日、27日に東京港野鳥公園で作品展開催
2018年1月14日〜20日 第5回女視展参加 など

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